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天然木に文字が浮かぶスマートコントローラー「mui」

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リラックスできるインフォメーションデバイス!

必要な情報を得る手段は確保したいし、スマートホームの利便性も捨てがたいけれど、パーソナルスペースに常に情報があふれている状態は避けたいものです。「mui」を部屋に設置すれば、そんな難しい要望に応えてくれるかもしれません。

muiは美しい天然木を使ったスマートホームコントローラー。室内のIoT対応機器を操作するだけでなく、天然木のパネルに情報を表示させたり、メッセージを送受信したりできます。そして、必要がないときは表示が消えて周囲にそっと溶け込みます。

樹種はサクラやカエデなどで、仕上げはナチュラルとダークから選択可能。

上の画像で、水平方向に流れる柾目を垂直方向に横切る帯状の筋がいくつか見えています。これは「班」(ふ)と呼ばれる模様で、ギターのボディでも派手な斑紋が珍重されますが、muiの場合は班が多すぎ少なすぎない、ちょうどいい塩梅の材料を選んでいるとのこと。

美しい表面に触れると、すぐにデジタル表示が浮かび上がります。マイク、スピーカーを内蔵し、Wi-Fiでネットワークに接続。主な機能としては、時計/アラーム、タイマー、天気、メッセージ、ボイスメールなどがあります。

スマートフォンのアプリを通して、TwitterやFacebookなど、さまざまなWebサービスと連携します。また、Google HomeやAmazon Alexaといったスマートスピーカーにも接続可能。

muiはユーザーの生活空間に自然に溶け込みつつ、照明を調節したり、サーモスタットを設定したり、好きな音楽を流したりと、未来のスマートホームを体験させてくれます。

muiはKickstarterで499ドル(約5万6000円)からの出資枠を公開中。

ディスプレイの文字も、木という慣れ親しんだ素材を透かして見ると、驚くほど優しく感じます。muiは京都で開発されているそうですが、むやみに出しゃばらず、必要なときだけそっと手を差し伸べてくれる奥ゆかしさが、いかにも古都で作られたデバイスらしくて素敵ですね。