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「プーマ」が米ロックバンドKISSのポール・スタンレーとコラボ 白塗りメイクに着想

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「プーマ(PUMA)」は9月27日、米ロックバンドのキッス(KISS)でリズムギターとボーカルを務めるポール・スタンレー(Paul Stanley)とコラボレーションしたスニーカー“スウェード クラシック × ポール・スタンレー(SUEDE CLASSIC X PAUL STANLEY)”を発売する。価格は1万3800円で、「プーマ」直営店と公式オンラインストアおよび一部セレクトショップで取り扱う。

 アッパーは、コープス・ペイント(顔を白と黒に塗るメイクのこと)でステージに立つキッスの姿と、1984年にリリースされた12枚目のアルバム「Animalize」のカバージャケット(さまざまな動物の毛皮をコラージュしたもの)から着想し、ゼブラ柄を採用。シューレースには、ポール・スタンレーの名が彫られたシルバーのデュブレ(シューレースチャーム)が付く他、ヒールはバンドでもたびたび用いられるレッドをアクセントカラーとして採用した。

 同コラボは、ベースとなった“スウェード”が、68年の誕生から今年で50年を迎えたことを記念するプロジェクトの一環として実現。プロジェクトにはポール・スタンレーの他、同じくミュージシャンでR&Bシンガーのザ・ウィークエンド(The Weeknd)や、ストリートアーティストのブラッドリー・セオドア(Bradley Theodore)、サンリオのキャラクター「ハローキティ(HELLO KITTY)」などが参加している。

 キッスは、シングルとアルバムの総売り上げ数が1億1000万枚以上を超すロックバンドで、73年にアメリカで結成。活動初期から卓越した演奏力に加えてコープス・ペイントと奇抜な衣装でステージに立ち、ギターやドラムを破壊するなど過激なパフォーマンスで注目を集めるが、セールスにはつながらず、鳴かず飛ばずの日々を過ごす。しかし、75年に発表した3枚目のアルバム「Dressed to Kill」とライヴアルバム「Alive!」のヒットを機に、一躍人気バンドへ。その後、メンバーの死や不和などで頻繁にメンバーが入れ替わり、2004年から現在のポール・スタンレー、ジーン・シモンズ(Gene Simmons)、エース・フレーリー (Ace Frehley)、ピーター・クリス(Peter Criss)の4人に落ち着く。オリジナルメンバーでベースとボーカルを務めるジーンは大の「ゴジラ」好きで知られ、ステージでは「ゴジラ」がモデルの怪獣型ブーツをはいている。